遠隔医療センター

 

 遠隔病理診断や遠隔放射線診断以外の分野でも、遠隔医療が行われるようになってきています。中でも特に北海道は高齢化の進行が著しく、全国水準より5年も早く, 2020年には道民の4人に1人が65歳以上になると予測されているそうです。しかも、このような高齢化は都市部より過疎地域で加速すると推測されています。地域間の医療格差を是正し、こうした状況を解消するために、全国に先駆けて旭川医大附属病院に遠隔医療センターが設立されました。同センターは、高度情報通信機器を活用して全診療科で遠隔医療を行っています。資料によると、その機能により4つの診断室を持っています。

 1つめは感覚器系の診断室で、感覚器系の診療・検査映像をリアルタイム動両として受信し、さらに資料として記録します。また、コミュニケーションシステムにより、遠隔地の病院にいる患者や医師と対面・会話しながら診察や検査を行うことができます。 2つめは病理系の診断室で、遠隔地の病院などから送信された病理映像をリアルタイムに表示し、手術中の病理診断も行えます。さらに遠隔地の病院などの顕微鏡をリモコン操作することができます。3つめは放射線系の診断室で、X線・CT ・ MRI ・ RIの医療画像を受信でき、コミュニケーションシステムにより遠隔地の病院などにいる患者や医師と対面・会話しながら総合的な診察や検査を行うことができます。その他の画像系の診断室として、内視鏡・超音波診断装置からの画像や心電図・脳波の検査情報を受信でき、コミュニケーションシステムにより遠隔地の病院などにいる患者や医師と対面・会話しながら総合的な診察や検査を行うことができるものもあります。その診断室では、さらに大学病院内の内視鏡室とネットで結ぶこともできます。