川崎病とアレルギー疾患の不思議な関係

 

 川崎病は発熱とともに目の充血、粘膜の腫れ、リンパ節の腫脹がきて、血管炎が強いと心臓を養う冠状動脈の拡張や狭窄を引き起こすこともある病気です。この病気にかかる子供は一~四歳の乳幼児が多く、たまに再発することもあります。

 

 長い間この原因が追究されてきましたが、一時ウイルス、リケッチア説があり、細菌、細菌毒素説がありましたが、いずれも自然に消滅していったように思います。まだ、川崎病の原因は不明ということでしょう。

 

 しかし最近、某屋昭(独立法人、科学技術振興機構)から興味深い考えが提唱されています。川崎病はその病気の命名の一九六二年から四〇年以上の歴史がありますが、いずれも杉花粉が大量に飛散し花粉症の患者が多発した年に、川崎病も多数発症しているというものです。驚くべき指摘ですが、そういわれれば、川崎病の症状はアレルギー症状そのものといえます。日本は豊かになり出した一九六〇年代から、しだいに子供のアレルギー疾患が増加し始めていますが、この流れとも一致します。副交感神経優位な生き方が、川崎病の発症にもかかわっている可能性があるということでしょう。